急な出費事例:引越しにかかる費用
あらかじめ引越しの可能性がわかっている場合もあります。
しかし、多くの場合引越しは急なものです。
急といっても明日明後日に対処しなければならないというほどのことではなく
数ヶ月から数週間程度は余裕があることが一般的になるでしょう。
ところが、引越し費用は思いのほか高額になります。
数ヶ月から数週間で用意ができない場合も少なくありません。
ココは覚えておこう!
引越しの大きなトラブルを回避するには2つ、ポイントがあります。
①国土交通省の標準引越運送約款を知る
http://www.mlit.go.jp/common/000021071.pdf
②見積書を依頼する
引越し業者に依頼をする前に必ず必要になるのは見積書です。
引越し業界では見積書=契約書でもあります。
そこに記載されている以上の金額は請求されたとしても支払いの必要がありません。
しかし、その理由等を把握していなければ対応することができないため標準引越運送約款を理解しておく必要が出てきます。
良くあるトラブルも標準引越運送約款で確認
標準引越運送約款に記載されているさまざまな項目の中からわかりやすく要約をします。
お金にかかわるトラブルの中でも良くあるものばかりです。
キャンセル 標準引越運送約款第二十一条
見積書にサインをしてもキャンセルはできます。
当日キャンセル→運賃の10%以内
前日キャンセル→運賃の20%以内
2日前以前のキャンセル→キャンセル料不要
ただしすでにサービスを受けていた(エアコンの取り外しやダンボールなど)場合にはその費用は請求されます。
見積書以上の請求 標準引越運送約款第十九条
見積書=契約書です。
それ以上の支払いを請求されたとしても、支払いの必要はありません。
ただし、見積書契約後に所定の手続きが行われ金額が修正されたことを双方確認できている場合には別です。
運べない、と拒否 標準引越運送約款第四条
実は引越し業者は引き受けの拒否が許されている荷物があります。
トラブルの元になる財産
→現金、有価証券、宝石、貴金属、預金通帳、キャッシュカードなど
危険物
→火薬類などの危険品、不潔な物品
大型もしくは高価なもの
→ピアノ、美術品、骨董品等
弁償ができないもの
→植物、動物
内金、手付金 標準引越運送約款第三条
見積書にサインをしてから手付金としてお金を請求される内容はよく耳にします。
実際には手付金、内金の支払いは必要ありません。
「手付金」という言葉が出た時点で疑ってよいでしょう。
絶対に必要な見積書の比較
引越し業者の見積もりは無料です。
下見に来るなど交通費がかかる場合もあるためそこは確認をしましょう。
荷物の量は家族の人数によっても大きく違いがあります。
近くに引越しをする場合と遠い場合でも違います。
引越し料金は千差万別であり、また引越し業者によっても大きく違いがあります。
必ず見積もりを比較しましょう。
近くにある引越し業者、それだけではなく中には宅配便でも十分に対応できる荷物の場合もあります。
これからの新生活に必要な資金を残すためにも
引越しに無駄な費用をかけないようにしたいものです。
大きな金額であれば事業性資金以外自由に利用ができる銀行カードローンを比較しましょう。