若いほどに陥りがち。車はローンが基本?
自動車を購入するとき、多くの方がローンを組みます。
そのローンは本当に必要でしょうか。
自動車ディーラーが大きなシェアを確保
金融機関でも自動車ローンを用意しています。
しっかりと比較すれば低金利でローンを利用することができますが、
現在自動車ローン市場では自動車ディーラーがそのローンシェアを大きく確保しています。
自動車を購入するとき、ディーラーでそのまま支払いを任せる方が多いでしょう。
金利、支払い方法、支払い期間などに注目することなく
「月額いくら」にだけ重点を絞ったローンが大半です。
確かに毎月の支払額に負担があると自動車の維持にも支障をきたします。
しかし、カードローンなどと同じく
①金利
②返済額
③返済方法
④返済期間
これらの4点には最低でも注意しなければなりません。
実は7割が自己資金で購入
自動車購入にはローンが主流と思われるかもしれません。
ところが実際には自己資金、つまり現金で自動車の購入をしている方は非常に多いというデータがあります。
ある国内メーカー系ディーラーによるデータをみてみましょう。
本来金利の低い銀行などの金融機関が用意する自動車ローンの利用者は非常に少ないことがわかります。
一方で自動車ディーラーが用意する専用ローンも利用者は3割にも満たないという事実。
さらに自己資金で購入する方が7割近いことがわかります。
なぜ現金購入が多い?
現在の車購入についてはさまざまな選択肢が出てきました。
例えばカーシェアリングのように自分のライフスタイルに合わせた乗り方もあります。
自動車ローンの問題点
例えば5年の自動車ローンを組んだとしましょう。
ローンの支払い中には何があるかわかりません。
もっとも危惧しなければならないのは「ローン支払い中に車を買い替える」ことです。
その車には乗っていないのにローンを支払わなければならないとなれば大きな負担になることは間違いありません。
さらに新しい車のローンも重なると二重のローンに苦しむことになります。
また車の維持には非常に大きな金額がかかります。
常陽銀行の調査によると、車の維持費にはこれだけの金額がかかるとされています。
軽自動車と乗用車では違いがあるものの、月に3万円前後は覚悟しなくてはなりません。
実際に車に乗っている方であれば、それだけの費用を捻出していることがお分かりになるでしょう。
その他に日々のメンテナンス、消耗品の交換や洗車、
さらに大きなものでは車検もあります。
車の維持には大きな費用を費やさなければならないものであり、
ローンを組み、一定の金額を何年も支払うという不安があります。
こうした背景もあり自動車の購入には自己資金での現金払いが増えています。
これから自動車を購入する予定があるのであれば、
購入後に支払いを考えるのではなく、
購入するために資金を貯める、それも選択肢の一つになるでしょう。