カードローン審査で重要な3つの項目!消費者金融審査と銀行カードローン審査の違いとは?
貸す側のリスクを減らすためにカードローン審査がおこなわれる、これは基本です。
考え方がわかれば、そのカードローン審査で行われる内容にも十分に納得がいくはずです。
審査には重要な項目が3つあります。
①過去や現在の債務を確認する「個人信用情報機関への照会」
②返済能力を調査する「属性スコアリング」
③勤務先を確認する「在籍確認」
ここでは個人信用情報機関への照会について詳しく見ていきましょう。
ココは覚えておこう!
個人信用情報機関は日本に3つある、民間の株式会社です。
個人の債務情報を集約しており、「申し込みをした」だけでもその記録が残ります。
一定期間その情報は保有されるためカードローン審査を行う際には「過去の債務情報」と「現在の借入状況」を確認するために個人信用情報機関への照会を行います。
細かくなりますが、実際に個人信用情報機関ではどのような情報を集めているのかをみてみましょう。
これだけ詳細な情報が個人信用情報機関には保有されています。
情報開示を申し込むこともできるため、カードローンの申し込みに不安がある、もしくは何度審査を受けても落ちてしまうときには確認してみると良いでしょう。
個人信用情報機関に不利な情報が掲載されているかもしれません。
加盟していなければ照会できない
消費者金融でも、銀行カードローンでも、全ての個人信用情報機関から情報を集めるもしくは情報を提供できるわけではありません。
その個人信用情報機関を利用できるのは「加盟していること」が条件です。
まずは、大手消費者金融が加盟している個人信用情報機関をみてみましょう。
次は、代表的な銀行カードローンが加盟している個人信用情報機関です。
圧倒的に銀行カードローンの加盟率が高いことがわかります。
その理由は、「銀行が加盟している全国銀行個人信用情報センター」と
「保証会社が加盟している株式会社日本信用情報機構と株式会社シー・アイ・シー」です。
ここにも消費者金融の審査と銀行カードローンの審査の「厳しさの違い」といわれるポイントがあります。
例えばプロミスやアコムは全国銀行個人信用情報センターには加盟していません。
株式会社日本信用情報機構と、株式会社シー・アイ・シーに登録されている情報は確認できるものの、全国銀行個人信用情報センターにかかわる情報は確認できないことになります。
本当にあるの?ブラックリスト
ブラックOK、そんな闇金の勧誘文句もあります。
実際にブラックリストはあるのでしょうか。
そしてブラックリストに載る情報とはなんでしょうか。
実はブラックリストとなるものはありません。
例えば消費者金融A社を利用したときに返済が遅れがちだったなどあったとしましょう。
そのときにはもちろん、A社のデータベースの中に「返済が遅れがち」という情報は記録されています。
ブラックリストとまではいかなくとも、要注意人物とは認識されているでしょう。
しかし、一般的に想像されるようなブラックリストはありません。
ただしブラックに値する情報があります。
個人信用情報機関で共有される「異動情報」です。
異動情報は、個人信用情報機関の垣根を越えて共有される情報です。
悪質な利用者と判断される項目になっています。
・3ヶ月以上の返済の遅延
・代位弁済
・強制解約
・債務整理
これらの情報は悪質として判断される内容です。
約束の返済をしなかった、それは契約違反であり
今後貸付を行っても同じような状況になる可能性が十分すぎるほどにあると考えられます。
異動情報が掲載されている、それはブラックであると認識できるでしょう。