信用情報の照会は最初だけではない!途上与信とは
個人信用情報機関ではさまざまな情報を保有しています。
カードローンやクレジットカードの申し込みの際には審査が行われますが、
この審査では「他社からの借り入れ状況」や「これまでの債務実績」を確認するために個人信用情報機関への照会が行われています。
ココは覚えておこう!
契約中でも頻繁に確認されている事実をご存知でしょうか。
例えば一度契約をしたカードローンを、そのままいつまでも無条件で利用ができるということはありません。
クレジットカードでも、カードローンでも、それぞれが定期的に個人信用情報機関に現在の債務状況を照会しています。
なぜ利用中にも信用情報を照会するの?
新規申し込みで審査に通ったからといって、そのまま利用中に他からの借り入れがないとは限りません。
A社に申し込みをして審査に通過して利用中に、
B社に申し込みをして審査に通過し新たな借り入れができる、
このようなこともあるでしょう。
しかし、A社は「B社から借り入れをする前の契約者を審査」しています。
そのため、決められた融資限度額はその当時のものであり新たにB社からの借り入れをしている、もしくは返済状況によっては
その融資限度額が適正ではなくなる可能性がでてきます。
貸す側のリスクを軽減する、
そのために途上与信は欠かすことができません。
貸金業者の途上与信は貸金業法で決められている
消費者金融やクレジットカードのキャッシング枠では、法律によって途上与信のタイミングが決められています。
■毎月途上与信
1ヶ月の貸付が5万円以上であり、貸付残高が10万円以上
■3ヶ月に一度途上与信
当月の貸付が無い時でも、貸付残高が10万円を超える場合
キャッシング中でも個人信用情報機関への照会があります。
審査に通過したらその後の信用は問われないということではありません。
「急にキャッシング枠が減った」
「融資限度額に余裕があったはずなのに借り入れができなくなった」
このような場合には、途上与信の結果によるものが大半を占めています。