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【カードローン相談】「親切な貸金がどうやら無認可のようなんですが…」確実な解決策とは?

キャッシングを解説しているとさまざまな相談を受けることがあります。

今回は借りていたキャッシングがどうやら闇金だったようだという相談です。

 

f:id:cardloan9:20160311100500p:plain 本当は闇金かもしれない

キャッシングをして3年が経ちます。

ホームページから申し込みをして借入をしていますが、電話をかけても担当者の対応もよく親切な消費者金融だと思って利用していました。

ところが最近、もしかしたら闇金かもしれないと思うことが出てきました。

その場合にはどのように対応すればよいのでしょうか。

 

消費者金融として運営をするためには必ず認可を受けなくてはなりません。

貸金業者としての登録です。

1つの都、道、府、県で店舗を出しているのであれば都道府県知事に申請が必要であり

複数の都道府県にまたがる店舗を持つのであれば国である財務局の許可が必要になります。

つまり、国か都道府県に認められて初めて「登録番号」が与えられ運営を行うことができます。

どれほど親切だったとしても認められていない貸金業者は違法業者に該当します。

 

ただ、これだけでは情報が少ないためこちらから質問をすることにしました。

 

Q:闇金かもしれないと思ったきっかけは何でしょうか。

A:こちらから返済額の確認のために電話で問い合わせたときに、業者の電話の向こうから他の電話対応をしている人の怒鳴り声が聞こえてきました。明らかな怒鳴り声だったと感じています。

 

怒鳴り声、これが契約者に対してのものであれば

貸金業法21条の「取立て行為の規制」に該当します。

正当な理由なく常識(9時~20時)外の時間に契約者に対して電話やファックス、訪問をしないなど非常に細かに取り立てに対する規制があります。

その中の一つが、威迫の禁止です。

脅す、恐れさせるなどがその行為に当たるものであり「大声」や「暴言」「暴力」が含まれています。

こちらの第二十一条の項目で原文が表記されています。

貸金業法

 

Q:相談者が怒鳴り声を浴びせられたなど恐怖を感じたことはありますか?

A:今まで一度も返済を怠ったことも遅れたこともないためそのような機会がなかっただけなのかもしれませんが、怖いと感じたのはその一度限りです。

 

確実な返済をしている、それは優良顧客に違いありません。

返済を間違いなく行っているのであれば「怒鳴る機会もない」のは当然のことでしょう。

 

Q:適用されている金利に不自然があるか確認したいのですが、借入残高と適用金利を教えてください。

A:70万円の借入がありますが、毎週返済があり金利は20%です。

 

ここにおかしな点があることに気がつきます。

毎週返済、正規の消費者金融ではありえないことです。

ところが金利は20.0%となっています。

 

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すでに利息制限法の「10万円以上100万円未満の金利は上限金利18.0%まで」となっている項目をわずかながらはみ出ています。

しかし法外といえるかどうかは微妙という判断もあったかもしれません。

 

ところが毎週返済日があるということはその分利息の支払額が多くなることは間違いありません。

 

実際に計算してみましょう。

 

70万円を利息制限法に基づいた金利18.0%で30日間借り入れたときの利息

70万円×18%÷年間日数365日×利用日数30日

10,356円

70万円を金利20.0%で借り入れ、毎週(月に5回)返済したときの利息

70万円×20.0%÷年間日数365日×利用日数7日×5回

13,424円

 

こうしてみてみると利息に大きな違いはありません。

 

Q:毎週の返済日に返済額以外に支払っているお金はありませんか?

A:毎回手数料として3,000円を支払っています。

 

はっきりとおかしな項目が見つかりました。

通常返済をする場合には利用する返済方法によって手数料はかかります。

例えば提携先のATMを使った返済をするのであれば「ATM利用手数料」として108円から216円ほど。

銀行振込で返済をする場合には、振り込み手数料を負担します。

しかし毎回3,000円の手数料を支払うなど到底常識的なことではありません。

 

間違いありません、ここは違法業者です。

さらに細かくいえば最近よく話題に上がっている「ソフト闇金」でしょう。

 

cardloan9.hateblo.jp

 

f:id:cardloan9:20160315133522p:plain 法律家に相談して確実な解決

闇金からの借り入れには返済の義務がありません。

放置することもできますが、怒鳴り声を聞いてしまった以上それはできないでしょう。

日常生活に支障をきたす恐れもあり、なおかつ勤務先に押しかける、執拗に電話をすることは十分に考えられます。

 

そこで相談者には「法律による解決」を勧めました。

闇金業者との対立は個人で行うには大きな危険を伴います。

弁護士や司法書士に相談をして、闇金からの取立てが止まるように話し合いをしてもらいましょう。