学生ローンの「自由返済」は危険な返済
返済方式というのをご存知でしょうか。
返済方法、とはまったく違ったものです。
この返済方式がなんであるのかを知っていなければ大きな失敗をすることになりかねません。
ココは覚えておこう!
返済方法とは
ATMや口座引落、銀行振込など返済をするための方法
返済方式とは
返済額を決定するための計算式
返済額を決定する方法はそのカードローンによって違いがあります。
一般的な返済方式は「残高スライド方式」です。
残高に応じて返済額が変わるものであり、プロミス、アコム、SMBCモビットもその返済方式を採用しています。
残高に対してどのように変動するのかはそのカードローンによって違いがあります。
残高に対して一定数をかけることもあれば、残高に応じて返済額があらかじめ決められていることもあります。
ただし、プロミス、アコム、SMBCモビットなど大手消費者金融であれば10万円の借入残高に対する返済額は4千円~5千円と返済方式による違いはありません。
学生ローンで主流の自由返済方式とは
自由返済方式とは「最低返済額が利息」となる返済額です。
10万円の借り入れを18.0%の金利で30日間借り入れたとき、利息は1479円です。
例えばプロミスの場合、10万円借り入れ時の最低返済額が5,000円になりますが、
利息は返済額の中から支払うこととなります。
つまり、5,000円のうち、利息が1479円、元金充当額が3521円になります。
利息以外に元金も返済することで、借入残高を減らすことができます。
一方で自由返済方式では「利息だけの支払い」でもよいとされています。
利息である以上、返済ではありません、単なる支払いになることを覚えていなくてはなりません。
利息はいくら払っても返済ではない
元金(借りた金額)を返済しなければいくら利息を支払ったとしても元金が一円たりとも減ることはありません。
自由返済方式は「返済が難しいときに最低限の支払いで免れる」ものです。
返済額が少ないことで返済がしやすくなると勘違いしてはいけません。
いくら支払っても何のメリットもないことを覚えておきましょう。