おまとめローンの審査に通らない!審査通過の秘訣とは?
債務整理を勧めるテレビCMが毎日のように流れています。現在ある借金が苦しく、このままでは生活が破たんするという危険性があるとき、その借金を減額または免責とする方法です。ただし大きなリスクを伴います。
- 希望する額にまで減らない
- 減額の場合には3年以内の完済
- 個人信用情報機関に債務整理の事実が残り5年から10年は債務の審査に通らない
最も問題になるのは5年から10年という長い期間、債務の審査に通らないことでしょう。消費者金融、銀行などのカードローンはもちろんのこと、住宅ローン、自動車ローン、そしてクレジットカードや携帯電話の契約すらできない状況になります。なぜなら債務整理は事故情報=ブラックとして扱われるからです。
今ある借金は、返せるのであれば返す。この「当然のこと」すら難しい状況にあるのは複数の借金に状況が混乱しているからかもしれません。その状況を解決する一歩となるのがおまとめローン、つまり借金の一本化です。
【目次】
- おまとめローンとは
- おまとめローンを利用する3つのメリット
- 消費者金融ではなく銀行でおまとめするのがオススメ!
- 専用おまとめローンを利用する
- 銀行フリーローンでおまとめする
- 銀行カードローンでおまとめする【おすすめ!】
- おまとめローンの審査に通らない!審査通過の秘訣とは?
- 現在の借り入れ件数を減らすとは
- 銀行カードローンを比較する
- 見極めのための知識を蓄える
おまとめローンとは
複数の借金を一つにまとめること、借金の一本化とも呼ばれています。借金の一本化を専用としたローンがおまとめローンです。
それぞれの借入先に、おまとめ先が完済できるだけの融資を行います。A社、B社、C社は、Z社からの融資で完済ができました。これが一本化です。借金の一本化という仕組みは変わらず、おまとめローンでは一般的にはおまとめ先がそれぞれの借入先に契約者の名義で完済額を振り込みます。
複数の借金をまとめることを目的とした専用ローンであるために
- 他社への完済を代行
- 複数の借金があることが前提の審査
というメリットがあります。
ところがおまとめローンは消費者金融の商品となっていることがほとんどです。消費者金融には総量規制があり、個人が借り入れできる金額には制限があります。
消費者金融のおまとめローンは総量規制の対象ではありません。貸金業法に認められた年収の3分の1という制限がなくなる特別なローンです。ただし、無法地帯ではありません。段階的に債務を減らすことを目的としたローンであり、そのために
- 追加融資はできない
- 返済専用になる
- 貸金業者からの借り入れのおまとめに限られる
という条件があります。
貸金業者からの借り入れとは、消費者金融、もしくはクレジットカードのショッピング枠です。そのため消費者金融でのおまとめローンの場合には銀行カードローンなどは含むことができません。そしてもう一つ。消費者金融でのおまとめローンには決定的なデメリットがあります。金利が高いこと。
貸金業法では債務を段階的に減らすことと同時に2つのことをおまとめローンの条件としています。段階的に減らすだけではなく利用者に一方的に有利になることもまた条件となっています。
- 現在の他社借入先の平均金利よりも下げること
- 現在の他社借入先への月々の返済額合計よりも下げること
つまり現在適用されている金利の平均よりも下がります。しかし大幅に下がる傾向はありません。明確な金利は契約してみなければわからない現状、これはおまとめをする意味を一つ欠くこととなります。
おまとめローンを利用する3つのメリット
それではなぜおまとめローンを利用するのでしょうか?おまとめするメリットをまとめてみました。
①月に何度も訪れる返済日を簡潔化すること
毎月何度も返済日が訪れます。今日返済をしたかと思えば来週の返済がある。来週は2回も返済日がある。この状態では「返済に困窮している」と考えるのも無理はありません。
しかし実際には「返済が混乱しているだけ」かもしれません。おまとめをすることで、返済先は1社に絞られます。返済先が一つになると状況が簡潔になり計画が立て直しやすくなります。
初めてキャッシングをしたときのことを思い出してみましょう。1社からの借り入れの時には返済日も、返済額も、もしかすれば適用されている金利も利息もすべてが明確になっていたことでしょう。
ところが借入先が2社に増えたところから状況が混乱し始めどちらのキャッシングにいくらの返済をするのだったかすらも難しくなってきたのではないでしょうか。
状況の簡潔化が分かりやすい道筋を作ります。返済が1か所になるだけでわかりやすく明確になり、忘れることも、混乱することもなくなるでしょう。そして返済額を調整しながら利息を考えた返済をする余裕も出てくるはずです。
②返済が進んでいないと感じる利息の負担を軽減する
毎月返済をしているのに元金の減りが悪い。もう何年も返済を続けているはずなのにまだまだ終わりが見えない。複数の借金に混乱していると状況が明確にならずに利息の払い過ぎに気が付かないもの。借入先が多いことで返済はいつもぎりぎりの状態になっているはずです。
多めに返済しようという気は起きづらい。最低返済額(最低限返済しなければならない額)のみとなってしまい、結果、返済額の中で利息の割合が多くなります。
例えば50万円の借り入れで最低返済額が13,000円だとします。これは消費者金融ではごく一般的な最低返済額です。金利が18.0%とすると、50万円の借り入れでひと月に利息は7,397円。返済額13,000円のうち、利息が7,397円です。
一目瞭然です。利息のほうが元金充当額=返済できた額よりも上回っています。つまり、13,000円を入金しても返済ができているのは5,603円しかありません。
最低返済額に頼っていれば返済が進むはずがありません。返済したつもりの半分以下しか返済ができていないことに気が付かないまま「なかなか減らない」事態に陥っています。
③金利を下げて利息の負担を小さくする
現在適用されている金利を把握できているでしょうか?利用明細書、もしくはインターネットの会員ページから適用金利の確認ができますが、それができない場合には利用している消費者金融に問い合わせをして適用金利を確認しましょう。おそらく18.0%が適用されているはずです。
これは少額キャッシングの時には負担にならない金利ではあるものの、借り入れ額が大きくなると負担の大きな利息になります。
金利による利息の負担の違いを見てみましょう!50万円借り入れ時、金利の違いはどのくらいの影響があるのでしょうか。まずは1か月の利息の違いをみてみます。
18.0%と12.0%では利息に倍近い差が出てきています。これを毎月の返済額20,000円として返済回数、支払う利息の総額にはどのくらいの違いがあるのかもみてみましょう。
支払う利息にはこれだけの差が出てきます。大きな金額を借り入れるときには金利の比較は欠かすことができません。銀行カードローンであれば金利が融資限度額に応じてあらかじめ決められているため比較しやすいメリットがあります。
消費者金融ではなく銀行でおまとめするのがオススメ!
消費者金融の複数の借金を一本化することを目的として用意されている専用の「おまとめローン」ではなく、銀行でおまとめをする。そこには絶対に知って損はない理由があります。
銀行で複数の借金を一本化する、そこにはさまざまな方法があります。債務整理ではなく、「一本化」に絞って考えてみましょう! 方法は3つあります。
- 専用おまとめローンを利用する
- 銀行フリーローンでおまとめする
- 銀行カードローンでおまとめする【おすすめ!】
実はおまとめローンは消費者金融が用意しているもの。おまとめローンを扱っている銀行は非常に少ない。フリーローンでもおまとめに対応していることはありますが、利用方法に不便な点が多くなっています。融資限度額で適用金利が決まる銀行カードローンが実は最もおまとめとして使いやすい、それをご説明してまいりましょう!
専用おまとめローンを利用する
銀行でもおまとめローンを用意しているところはあります。ところが極端に少ない。メガバンクのほか、地方銀行も含めておまとめローンを用意している銀行はわずかに13行です。
これら全ての地方銀行で上限金利は12.0%~15.0%が設定されており、決して低い金利ではありません。さらにもう一つ、その金利は「審査後にしかわらからない」という欠点があります。
なぜ事前に金利がわからない?
実は、地方銀行おまとめローンの金利は銀行が決めているのではありません。それぞれの銀行で契約者に保証会社をつけています。保証会社=保証人、つまり、返済ができなくなった際に保証会社が代位弁済を行います。
地方銀行おまとめローンの場合、金利は保証会社が決定しています。そのため、事前に知ることはできずに保証会社の審査が完了してから決定します。
専用おまとめローンのメリットとデメリットは?
その銀行との取引状況により、金利が引き下げられることもあります。またそもそもおまとめを目的としたローンになっているため、複数の借り入れがあっても申し込みがしやすいというメリットはあるのですが・・・一方で地方銀行の場合、営業区域内に住まいか勤務先があること、というのは絶対条件です。
インターネットから仮審査申し込みはできるものの、正式申し込み、契約には来店が必要です。また、おまとめローンのように大口融資になるとパートアルバイトの方には上限が10万円~50万円程度に制限される、専業主婦は利用できないなど厳しさが出てきます。
銀行フリーローンでおまとめする
目的が明確になっている、資金使途が見積書等で提出できるなど、はっきりとした資金使途を元に利用できるのが銀行のフリーローンです。
実は、おまとめにも対応しているフリーローンは多くあります。ところが、おまとめに対応しているフリーローンは金利が通常カードローンと同程度、これは覚えておかなくてはなりません。また、銀行おまとめローンと同様に保証会社の審査によって適用金利が決まるため事前に金利を知ることはできません。
銀行フリーローンのメリットとデメリット
ご覧になってもわかるようにおまとめローンとの違いはほとんどありません。口座開設も必須、それは返済方法が元利金等返済で毎月口座からの自動引落になるためであり、融資も銀行普通預金口座への入金で行われるためでもあります。別段金利が低いわけでもなく、手間もかかる、おまとめに対応している銀行フリーローンは決してメリットの高いものではありません。
銀行カードローンでおまとめする【おすすめ!】
事業資金以外自由に使える、それが銀行カードローンでありもちろんおまとめに使うことも自由です。何よりも一番の特徴は金利が明確であること。融資限度額に応じて適用金利が決まっているため、事前に計画を立てることも比較することもできます。
それでは大手銀行の金利を見てみましょう!
銀行カードローンの金利比較をネットで検索してみるとこのように紹介されていることがほとんどです。この並びで見てみるとオリックス銀行が最も低金利であると感じます。しかし金利の見方を知らなければ大きく失敗をします。
①下限金利は意味がない
金利は下限を見ることに意味がありません。これは消費者金融の金利についても同じことです。適切な金利を見なければ適用される金利もわかりません。
②融資限度額に応じた金利が決まる
銀行カードローンの最大の魅力は融資限度額に応じて適用金利が決められていることです。そのため、金利の幅だけを見ていたのでは全く意味がない比較です。
③現在の借入総額に相当する融資限度額で金利を比較
このように融資限度額と金利はハッキリとわかります。現在、他社からの借入金額の総額はいくらになるでしょうか?例えば他社からの借入総額が200万円であれば、下限の金利を比較することに意味がないということはおわかりになったでしょう。
借入総額が200万円なら、融資限度額200万円のラインで比較しなくてはなりません。
なぜ借金を一本化するのか、その意味を考えましょう!もちろん現在複数の借り入れがあり、その返済が面倒である、手間であるということもあるでしょう。一本化をすることが目的であればそれは銀行おまとめローンでも、フリーローンでも、消費者金融でもかまいません。
しかしそこに「利息の負担を軽減して返済期間を短くしたい」というプラスの目的があれば間違いなく金利の比較は重要になります。
銀行カードローンのメリットとデメリット
メリットが豊富にあります。例えば金利が事前にわかるように、返済額もハッキリとされています。こちらはオリックス銀行カードローンの返済額です。借入残高に応じて返済額が決められています。
ただし、おまとめがメインではないために借り入れ件数が多くなると審査には不利になることもあります。事前におまとめのための準備をすることも考える必要があります。
おまとめローンの審査に通らない!審査通過の秘訣とは?
銀行カードローンはおまとめにも対応しています。だからといって借り入れ件数が多くても問題ないというものではありません。大きな金額を借り入れるからこそ事前準備は必要不可欠です。
審査で重要になる項目は3つあります。
- 申込書に記入した内容から審査される属性スコアリング
- 個人信用情報機関に照会して審査される信用調査
- 勤務先へ直接電話をかけて審査される在籍確認
一つずつ解説していきましょう!
①申込書に記入した内容から審査される属性スコアリング
申込書には個人情報の詳細を記入します。すでに他社からの借り入れがある方であればそこにどのような内容を記入しなければならないのか覚えていらっしゃることでしょう。基本的には3つの項目。
- 名前、住所、電話番号などの基本的な本人情報
- 住居形態、居住年数、家族構成などの生活情報
- 勤続先名や、従業員数、収入、ボーナスなどの勤務情報
これら一つ一つは属性と呼ばれる「本人の性質・特徴」です。属性は採点形式(スコアリング)で加算され属性の良し悪しが決められています。
もう少し詳しく解説してみましょう!
例えばわかりやすいものでいえば勤務先です。国家資格を持つ師士業である医師、弁護士、税理士などは属性が最も高いとされています。次いで国家公務員、上場企業・・・となっていきます。ご覧になってもわかるように、いかに安定した高い収入になるのかがポイントになっています。
ところがこの職業の属性だけで決まるものではないのが審査です。職業が医師で属性が高くても、勤続年数が3か月であれば、勤続年数という属性は非常に低いことがわかります。
職業だけで属性のスコアリングが決まるのではありません。固定電話を持っているか、携帯電話のみになるのかもまた属性スコアリングの対象です。
一般的には既婚男性がもっとも属性が高いとされていますが、ここは一概には言えないところです。既婚男性でも小さな子供の多い家庭であれば今後の支出がどんどんと増えていくことが予想され、逆に独身男性でも30代40代となればその収入のすべては自分のために使えるということも予想されます。
一つ属性が悪くても、ほかでカバーできることは十分にあり得ることです。収入が少なくても、勤続年数が長かれば安定として見られる。それはこのようにさまざまな属性によって総合的に判断されているからです。 ただし属性はこれからおまとめに申し込みをするからといって変えることができるものではありません。
居住年数を伸ばすこともできなければ、勤務先を変えることもできません。逆に勤務先を変えて今よりも属性が高く評価される職業に就いたとしても、今度は勤続年数の属性が下がり意味のないことになってしまいます。
②個人信用情報機関に照会して審査される信用調査
日本には3つの個人信用情報機関があります。
- CIC
- JICC
- 全国銀行個人信用情報センター
消費者金融に申し込みをするときには、CICとJICCの情報が照会されていますが、銀行カードローンに申し込みをするときにはすべての個人信用情報機関で照会されると考えてよいでしょう。
その理由は、貸金業法によって消費者金融はCICとJICCに加盟することが定められています。つまり指定信用情報機関です。銀行は全国銀行個人信用情報センターに加盟しています。
銀行に申し込みをすると必ず保証会社による保証が必要です。申し込み条件として、安定した収入と一定の年齢、そして保証会社による保証を受けられることの3つが必ずセットになっています。
保証会社というのが多くの場合貸金業者です。そのため銀行審査では全国銀行個人信用情報センターで照会をして保証会社審査ではCICとJICCに照会をすることになります。
貸金業者の指定信用情報機関であるCICを例にしてみましょう。登録される内容は決められており、保有する期間つまり情報が載っている期間も決められています。
いわゆる本人情報となることから、最も重要になるのは利用状況です。どのように返済をしているのかは照会すれば一目瞭然です。さらに細かく過去24か月の返済状況もでています。
過去の返済状況は消すことのできない内容です。これからおまとめの審査を受けようというときに返済に遅れが生じがちであることがわかれば審査に通ることはできないでしょう。
過去の返済実績は「確実に返済」をしていれば審査には有利な情報です。しかし返済ができなかったという履歴が残っていれば審査には不利になります。
③勤務先へ直接電話をかけて審査される在籍確認
どれだけ属性が良い評価を得ていても、それは申込書に書かれたいわば自己申告です。過去の返済状況が間違いないとしても、それはこの先にも続くとは限りません。融資を行うためには金融機関側は「返済されないリスク」を考えなくてはなりません。
給付ではなく融資、それは当然の返済が付いています。
そのため、申込書に記載された内容だけをうのみにすることも過去の返済状況だけをあてにすることもできません。今後も同じように収入を得て返済額の確保ができるのか、それを直接的に調べるのが在籍確認です。
勤務先に直接電話をかけて在籍していることを確認しますが、ご存知の通り担当者が個人名で電話をかけるので心配はありません。
ここまでの情報を整理をしてみましょう!
審査対策できないこと
- 属性スコアリング
- 過去の債務状況
- 在籍確認
それでは審査対策はできないのでしょうか?そんなことはありません、唯一審査対策ができる可能性があるものがあります。
審査対策できること
- 現在の借り入れ件数を減らす
現在の借り入れ件数を減らすとは
現在の借入先はどのようになっているでしょうか。そこに借入可能額が余っている先はありませんか?
銀行カードローンの審査対策として唯一できること、それが借り入れ件数を減らすということ。借り入れ件数は少なければ少ない方が審査には有利に働きます。それが借入総額が同じだったとしてもです。
こちらをご覧ください!借入総額は120万円であるのはAもBも同じ。違うのは借り入れ件数です。
借入総額が同じであれば審査への影響は同じだと思われるでしょう。しかし問題になるのは現在の借入額だけではありません。今後借り入れする可能性がある額も対象、つまり融資限度額が問題になるということです。
Aの場合には融資限度額に達するまでに20万円と40万円、あわせて60万円の余裕があります。これは融資限度額の範囲である以上、いつでも借り入れができる額。極端に言えば、おまとめに申し込みをし後に借り入れも可能です。先ほどまで120万円だった借入総額が、180万円にまで膨らむ可能性を持っています。
今一度AとBを比べてみましょう!実は3社の借り入れを2社に減らしています。
借入可能額(融資限度額の範囲で余裕がある部分)があれば、ほかの借り入れをまとめることができるのかを調べましょう。借り入れ件数を減らすことで審査に少しでも良い環境を作ります。
銀行カードローンを比較する
日本には都市銀行の中でもトップクラスのメガバンクがあります。三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行。そのほか新しい形態とはいいながらすでになじみとなっているインターネット専業銀行。なかでも安定して人気が高いのはオリックス銀行です。
おまとめのように大きな額を一本化する場合には、より十分な比較が必要です。多くの方にとってメリットが高く評判がよいカードローンが自分に適切とは限りません。ほかの人には不便があっても自分には最適だったということもあります。人の言葉に惑わされず、自分の債務状況を十分に理解して選びましょう!
申し込み条
申し込み条件はいずれも3点。
- 年齢による条件
- 安定した収入
- 保証会社による保証
大きく違いがあるのは保証会社です。オリックス銀行の保証会社をみてみると、オリックス・クレジット株式会社と新生フィナンシャル株式会社の2つがあります。
オリックス銀行には2つの保証会社がありますがどちらの保証を受けなければならないということではありません。いずれか一つの保証会社が保証を受けてくれればいいというもの。つまり、オリックス銀行ではどちらかの保証会社がOKをしてくれるとよいことになっています。
申し込み方法
基本的な申し込み方法はやはりインターネットが主流です。金額が大きくなることからも相談の上来店を希望する方もいるかもしれません。しかし現在の主流はインターネットでの申し込みとなるため、銀行窓口で申し込みの受付をしているのは三井住友銀行、みずほ銀行です。
三菱東京UFJ銀行はテレビ窓口が銀行の本支店内に設定されているため、自動契約機とはいっても銀行員に相談することはできます。オリックス銀行はインターネット専業銀行であり店舗を持ちません。そのためインターネット申し込みのみとなっておりますが、電話での問い合わせはできるためこれもまた不便になる理由ではないでしょう。
それでは申し込み方法の中でなにに注目するのかといえば「申し込みから融資までにかかる時間」でしょう。メガバンクの3銀行はいずれも審査時間は最短30分となっており、即日融資も可能です。
しかしそれは通常のキャッシングとしてカードローンに申し込みをするとき。おまとめは他社からの借り入れもあり、金額も大きくなるために審査が長引く傾向があります。その為、即日融資は難しいと考えてよいでしょう。またオリックス銀行では申し込みから審査、融資が実行される前には5営業日程度がかかります。
緊急性の高いキャッシングとは違います。次回の返済日までにはおまとめを完了させておきたいと考えると、いずれの銀行でも申し込みから融資までの時間は大きな問題ではありません。
金利
十分に比較したい項目の一つ、金利です。金利は上限を見るのではなく、そして下限を見るのでもありません。現在の借入総額を確認し、それに相当する融資限度額で比較をしましょう。
借り入れ方法
実は借り入れ方法は大きな問題ではありません。というのも、おまとめをする際に一度借り入れをするのみ。銀行カードローンは融資限度額の範囲を自由に使うことができるものの、頻繁に借り入れを繰り返してしまうとなかなか残高が減らないのは当然のことです。借りやすさは重視する問題ではないでしょう。
返済方法
最重要比較項目が返済方法です。返済がしやすい環境が整っていることで積極的に返済が進みます。ポイントになるのは自分にとって便利な返済方法が手数料無料で用意されていること。メガバンクとオリックス銀行は自社ATMだけではなく提携ATMも含めてすべて利用手数料が無料です。
例えばコンビニに買い物に寄ったついでに1000円返済を追加する、それもまた手数料が無料であり「手数料がもったいない」と考える必要がないポイントです。
基本の返済方法は口座振替にします。毎月必ず返済をする方法として欠かすことはできません。そのほかにもう一つ、自分にとって便利でかつ手数料がかからない返済方法があることを確認しましょう。それによって返済がしやすい環境が出来上がり、積極的に返済を進められるはずです。
返済額
返済額もまた最重要項目です。おまとめをしても最低返済額が払えないほど高額であれば返済が滞ってしまう可能性があります。
・オリックス銀行
・三井住友銀行
・三菱東京UFJ銀行
・みずほ銀行
返済額には大きな違いがあります。例えば100万円を借りた場合。
オリックス銀行→20,000円
三井住友銀行→15,000円
三菱東京UFJ銀行→20,000円
みずほ銀行→10,000円
ただし返済額が低ければよいというわけでもありません。返済額が低ければそれだけ返済は長期化し、利息の支払い総額は膨大になります。適切な返済額を見極めながら、余裕があるときには追加返済ができる環境がベストでしょう。
見極めのための知識を蓄える
複数の借金を1本にまとめるからにはなにかしらのキッカケがあったことでしょう。そのキッカケは人によって違いがあります。
毎月何度も返済があって面倒、と簡潔化した方やこのままでは生活が苦しくなる一方、と困窮している方、早めに完済するために利息を減らしたい、と将来設計を考えている方。それぞれになんらかの理由があるものです。
理由があるからこそおまとめをします。そのおまとめは意味のあるものでなければなりません。利息を考えずにスピードだけを重視すれば金利が今以上になり悪化する可能性があります。
返済額を考えていなければ今以上の返済額の負担となり滞る可能性もあるでしょう。十分な比較、それは大切なこと。金利の低い銀行を考えているからこそより入念に比較をして適切な銀行カードローンを選択しましょう。